怖くないよ そばにいればいい ためらいに ふるえても 振り向かないで もう はなさない はなさない はなさない はなさない 悲しい あなたが きれいで 〜プルシアンブルーの肖像〜 某日。 ゆっくりと昼ごろ起きて、読書会の課題本「丘の屋敷」を再読してから神保町へ。 今回の課題本は私が推薦してみんなに読んでもらった本なので、少し緊張する。 ほんとにすこぅしだけど。 実際、ほんとうにオススメの本は同じ作者、シャーリイ・ジャクスンの「ずっとお城で暮らしてる」でまさに幻想耽美の極み、転げ廻るほど居心地の作品で、私を幻想小説の虜にした作品なんだけど、そこはそれ、映像化もされていて読みやすい作品を提案してみた次第なのです。 読書会のディスカッションが始まってからも映画の話題について出ましたが、映画を観たという人もリメイク版の「ホーンティング」しか観ていない様子。 ちなみに映像化作品は「たたり」「リメイク版:ホーンティング」が出ています。 「たたり」は 監督:ロバート・ワイズ「サウンドオブミュージック」 主演:リチャード・ジョンソン(博士)、ジュリー・ハリス(エレーナ)、クレア・ブルーム(セオドラ) 「ホーンティング(たたりのリメイク)」は 監督:ヤン・デ・ボン「スピード2」 主演:リーアム・ニーソン(博士)、リリ・テイラー(エレーナ)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(セオドラ) 私は「たたり」しか観てないのですが、「たたり」のほうは原作に割と忠実。 ただ、エレーナの俳優ジュリー・ハリスは色っぽさが全然ない、田舎の素朴な奥さんみたいな感じ。 うーん、クレア・ブルームのセオはかなりマッチしていたんですけど。 そもそも原作を読んだ時点で、エレーナの薄幸な感じや妄想癖があるところから、頭の中で安全地帯の「プルシアンブルーの肖像」がエンドレスで流れ続けていて、エレーナを美化していたのです。 思えば、丘の屋敷が登場したときから、この小説の本当の主人公は屋敷であると感じて、屋敷の視点でエレーナを追い回しているうちに終わってしまった気がします。 そして忘年会。 あえて詳しくは書きませんが(笑) お酒はどんな哲学者の話よりも偉大だというZARDの歌詞を思い出しました。 なんとなく。 あ〜、あの歌なんだったか。 話は変わって、昔ZARDファンだったんですが、坂井さんが亡くなってから実際、本当に1度もZARDの曲を聴いてないです。 なぜか、自分でも理由が分かりません。 |
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私を欲しがっているくせに、肝心なものが萎えている。 私の夫の友人だと言っておきながら、実は卑怯な人殺し。 瞼が重いのは、冥界が呼ぶのを感じているから。 たしかに芸術作品は復讐の果実であるかもしれません。 親しくしている仲間のひとりが、ここで恨みを晴らしたのかもしれません。 欲望は日々われわれを狂わせ、それが欠ければ闇へと捨てられる。 まことに闇は青い。 |
17世紀、リスボン屈指の美女ルイーザの壮絶な復讐譚・・・・・なのはいいとして。
伯爵がルイーザに向かって「性器は魂の顔なのです」と大真面目に力説していたり、ルイーザに野糞させてみたり、なんなんだろうこの本は・・・。で、最後の衝撃的な結末。壮絶としか言えない本です。 著者は実在するフロンテイラ邸のタイル画から、この構想を得たようですが・・・・・・。
短い小説なのに、至る所に歪んだ愛や友情、義だとか野望だとかが渦巻いている!
危書です、危書。
なんで、この本買ったんだ、俺・・・・・・。
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丘の屋敷は気持ち悪い。この建物は病んでいる。 さあ、今すぐここを逃げ出すのよ。 エレーナ・・・・おうちへ・・・・かえりたい・・・・ |
我らがシャーリイ・ジャクスンの新訳(もとの邦題は「たたり」)。
薄幸なエレーナがふとしたきっかけで丘の屋敷と呼ばれる奇妙な屋敷に行くことになるのだが・・・。エレーナが徐々に(ほんとに徐々に)狂っていくのが恐ろしく怖い。読者はエレーナにとり憑かれるのだ。
あと、モンタギュー夫人の悪役ぶりったらない。もう、気持ちいいほどの悪役でケチョンケチョン。交霊術とか出てくるけど、そんなオカルティックなものはバッサリ切り捨て御免。そこいらが幻想とホラー(オカルト)の違いなんですね。ちなみにこの作品は幻想怪奇が根底にある幻想耽美です、私の勝手な分け方によると・・・。
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キャソンは訝った。あの銀行家はなぜあそこまで酔おうとしているのだろうか。 "どうしてあんなことするのかしら" "あんなことって、なんだい?" "犯罪者狩りのこと" "好きなんだろうな" "そう、かわいそうな人。何もかも自分の中にため込んで、腹を立てることになるのよ" |
ハマースミスに蠢くうじ虫。相手をだまして犯罪を犯すバゴット、それを捕まえようとして罠を張り続けるキャソン、実はその二者は正反対の位置にいるようで、共に人間からは遠のいてしまったうじ虫なのだ。
推理小説などでは神のごとき探偵。その人間性と、謎を解く時、犯人を追いつめる時の貪欲な欲求は犯罪者のそれにも勝るとも劣らないものなのだー!抜群である。
某日。 休日なので早起きして、復刊したシャーリイ・ジャクスンの「丘の屋敷」*を読む。 不思議な体験や心霊体験者が丘の屋敷に集められて、屋敷で起こる奇妙な出来事をさぐるうちに過去にその屋敷で起きた忌まわしい事件が明らかになり・・・。 なんだか幽霊だの心霊だの言っているが、そこは「魔女」とまで言われたシャーリイさんならば、ただの幽霊話なんかではないはず・・・と思って読み始めたら、初っ端から悲しいエレーナがいじめれてる・・・。 シャーリイ・ジャクスンの書く、「第三者の悪意」というのは底知れず怖く、それに巻き込まれるように主人公もだんだん狂っていく。狂気だ!これぞ、幻想だ!こんな作風なのに、育児のドタバタエッセイみたいなのも書いちゃうんだから、まったくこの人は・・・。 昼、プラッと神田古本まつりへ。 やっぱり神保町は古本街だけあって、古本市も規模が違う。なんと1週間もやっているのだ。 1週間、街が古本と古本ハンターでゴチャゴチャになる。なんか一昔前の秋葉原*のようになって、普通に神保町で働いているビジネスマンには迷惑そう、だが俺が神保町のビジネスマンだったら、路上にあふれかえる本が気になって気になって1週間仕事にならない。 そういえば、5000円のエリアーデ*を見つけてワアワア言ったり、時の人になる前の桜庭一樹読書日記をたまたま買って大当たりでその後の読書ジャンルが大いに変わったり、あれからもう1年か〜などと考えて歩いていると、どこをどう間違えたのかヴィレッジバンガード前に出る。 あれ?こんなところにあったんだ、ここはひとつ冷やかしてやりましょう。と、入ったとたんムチャクチャ好みのピアノロックが流れていて、虜になる。しかも、なんかディスプレイされてて目の前で売ってる!* いや、クラシックピアノはダメなんだけど、ジャズピアノは好きで、というかピアノとカホン(ドラムだ、たぶん)のコンビはずるいだろ〜やったもん勝ちだろ〜。しかも店で流して売るなよ〜、とさんざん悩んだ挙句、衝動買いする。 その後、良く行く幻想書店の羊頭書房へ。 フフフ、フフフ、フ、フレドリック・ブラウンがほぼ500円均一。 清水義範の本の中で、フレドリック・ブラウンが出てきて、昔1冊読んだらなかなかのヒットだったからそれ以後いろいろ探している作家なのだが、どこにもない。 SFが本業の人だけど、むしろそれよりミステリ系のほうがおもしろいのだ。 しかし、ぜんぜん復刊されないし、古書店によっては法外な値段がついてるし・・・とあきらめかけていたら奇跡の遭遇。 4冊購入して、カバンがおも〜くなったので帰宅。 今回はすずらん通りのブックフェスティバルがやっていなかったので、期間中にまた行きます。 | *丘の屋敷 丘の屋敷 (創元推理文庫) 映画「たたり」の原作。クレア・ブルームが出ている古い映画を見たいが・・・レンタル屋になさそう。 *一昔前の秋葉原 今のオタク系ではなくて、電脳系だったころの事です。 *5000円のエリアーデ ![]() 結局、後になって買った。大切に読みすぎて、まだ読み終わってなかったりする。 *ピアノロック ![]() →Pia-no-jaC← という名前のコンビ。打ちつけるようなピアノ!ドラム!ドラムンピアノ! |






























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