コナン・ドイル〔著〕 / 延原 謙[訳]
―暗い殺人の雲が、人々の頭上に覆いかぶさる
ここは 恐怖の谷―
ホームズのもとに届いた暗号の手紙。時をたがわず起こる田舎の古い館で起こる殺人。その因縁は20年前のアメリカに端を発する、恐怖の復讐劇だった。コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズ最後の長編。
これもまた「緋色の研究」のように2部構成で語られる。興味深いのは2部だけを取り出してもひとつのしっかりとした小説にまとまっていること。1875年当時のアメリカの鉱山村の荒んだ恐怖を冒険活劇風に見事に描ききっています。訳は名訳、延原謙。
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「ホームズ」シリーズの最後の長編『恐怖の谷』を読みました。「ホームズ」シリーズの長編って、あまり評価が高くないのですが、、、長編の中では『バスカヴィル家の犬』と並んで、評価の高い作品です。暗号文の解読から始まり、密室殺人での証言者の偽証を暴いて… と、
2007/12/03(月) 21:59:00 | じゅうのblog