本の紹介や読書日記。作家別一覧は「カテゴリー」からどうぞ。
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深泥丘奇談 (幽BOOKS)深泥丘奇談 (幽BOOKS)
(2008/02/27)
綾辻行人

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- この世にはね、不思議なことがあるものなのです -

 綾辻行人の新刊が出ていたのについ最近気づきあわてて本屋へ走る。なんというか、ちゃんと本になったものでないと興味が持てないので、「幽」で綾辻さんが何か連載していたのは知っていましたが、全くノーチェックでした。なにげなく読んでたらP21 の7行目でウオッーーと叫ぶ。もう綾辻ファンなら叫ぶしかない文章。鳥肌まで立ててしまった・・・。
 曖昧模糊とした綾辻行人の「怪談」。なにか得体のしれない恐怖。なんだかわからないけど、少し、ゾッとする。そんな短編集。でも体調の悪いときには読まないほうがいいかも。
★★★☆☆
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砂糖とダイヤモンド―コーネル・ウールリッチ傑作短篇集1 (コーネル・ウールリッチ傑作短篇集 1)砂糖とダイヤモンド―コーネル・ウールリッチ傑作短篇集1 (コーネル・ウールリッチ傑作短篇集 1)
(2002/09)
コーネル ウールリッチ

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- 観客は誰もいらない
     連れは夜の闇だけでいい <死体を運ぶ若者>-


 創元推理から出ているアイリッシュ名義の復刊を待っていましたが、とりあえずは白亜書房のウールリッチ短編集を揃えることにしました。まあ、白亜も潰れてしまっているので、もはや絶版状態なのですが・・・。こういうときにアマゾンの中古販売は使えますね。
 で、短編集の中身はというと、ウールリッチお得意の「走れメロス」系の友情もの、殺人の痕跡を隠し通そうとする「死体を運ぶ若者」、ハードボイルドな「モントリオールの夜」、と多彩なジャンルが揃っている。私は「死体を運ぶ若者」が好きで、創元推理の村上博基/訳も読みましたが、何度読んでもあのヒヤヒヤしながら死体を運ぶというサスペンスは素晴らしいですね。
ハッピーエンドにさよならをハッピーエンドにさよならを
(2007/09)
歌野 晶午

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-ハッピーエンドで、めでたしめでたし
             それはもう、むかしのお話・・・-


 事件の裏には多種多様な殺意が存在する――。一風変わった殺人の動機に焦点を当てる著者初の短編作品集。 <出版社より>
 殺人にあるのは、まず動機。最近のミステリー(のようなもの)には動機がなかったり、あいまい立ったりするものが多いと思う。まあ、本人が自分でもわからないあいまいとしたものが動機ということもありますが・・・。そしてこの短編集。歌野昌午は怒っている。現在の教育の在り方、マスコミの報道、あほうな親、などなど。その怒りが登場人物の殺人への動機となって、また歌野さんにこの小説を書かせる動機になったのではないか。なんて。
 題材がなかなか凝っていながら、小説の文章はかなり軽くて読みやすい。うーん、さすが歌野さん。葉桜で十八番芸になってしまったどんでん返しもあるし。どの作品かは読んでみてください、フフフ・・・。
★★★★☆
 マンションの部屋に排水管掃除の人が来るので、ウワッーと一気に部屋を片付ける。なんか、部屋の片付けはきっかけがないとやる気にならないので、大掃除になる。もともと掃除が好きではない性格と、友人に部屋のきれいな人がいなかったというのが主な原因だと思うけど、毎回の大掃除が大変。1カ月前くらいに、アポなしで訪れた友人(きれい好きらしい)が呆れて一気に片付けてくれてからの掃除。
 まあ汚いとは言うが、食べさしのカップ麺があったり、洗ってない食器が山積みになってたり、という汚さではない。生ゴミは腐ると臭ってくるし、食器も毎回洗っているのだ。それで汚いと言うのは、散らかっているという意味でいつ使うのかわからない紙袋があちこちにあったり、本があっちの机やこっちの机にドサドサ積んであったり、服(洗濯済み)が洗濯物かけと化した椅子の背にかかってたり、クリーニング屋からもらった使えそうで使えないハンガーコレクションができていたり、45リットルのゴミ袋にビールの空き缶コレクションがあったり(なんか書いてて汚いと思い始めた・・・)
 そんなこんなで一気に片付けましたが、掃除はめんどくさいですね。こまめにやればいいんだけど、そこが性格の相違というやつでなかなか・・・。

 ぜんぜん読書日記になってない・・・。とりあえず、エラリーもようやく読み終わったことだし、江國香織の間宮兄弟 を買ってきた。初・江國です。冷静と情熱も読んでないけど。あとは旅行物の本を数点・・・。旅行は苦手ですが、旅行本を読むのは好きなのです。完全な引籠り体質ですね。
オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7))オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7))
(1959/09)
エラリー・クイーン

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 オランダ記念病院の手術台にのせられた百万長者の老婦人は、白布をめくると、すでに針金で絞殺されていた。犯人は病院の中にいる? エラリーを前にして、第二の殺人がおこった。作者が典型的なフェアプレイで、あらゆる手がかりを与え、読者に挑戦した本格作品。数学のように整然とした論理的構成は、クイーンならではの醍醐味である。<出版社より>
 クイーン国名シリーズ第3作目。病院内での事件ということで、今回は登場人物がやたら多く本の扉にある登場人物一覧が下まで埋まってしまうほど。だが、捜査方法の性質からか書き分け方のせいか、誰が誰だかと混乱するようなことはなく、絡んでくる人物が多いことが逆に魅力になっている。今回も"本格"の空気をたっぷりと堪能できました。でもエラリーはじめ、容疑者たちもやたら秘密主義でなかなか捜査が進まないので、私の読む速度もかなり遅くなんだかんだでようやく終わってほっとした。しかしやっぱりエラリーは好きだ。
★★★★☆
死神の精度 (文春文庫 (い70-1))死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
(2008/02/08)
伊坂 幸太郎

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 ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に…様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様。 <出版社より>
 なにか軽い日本の小説を読もうと思って本屋をぶらついて見つけたのがこれ。値段も文庫化して550円と実にお求めやすい。買って帰ったら「また伊坂幸太郎?好きねぇ」などと言われた。いやいや、そんなに読んでないぞ。実は陽気なギャングとオーデュポンと重力ピエロくらいしか読んでいないのだが、そこはメジャー作家の知名度か。
 で、やっぱり伊坂幸太郎は読みやすい。この作品は、見かけはほとんど普通の人間と変わらない死神が主人公の連作短編なのだけれど、だんだん死神のキャラクターが固まってきて、最後のほうではハードボイルドの登場人物のようになっているところもおもしろい。死神が(仕事として)7日間、対象者の身辺調査をして死の可否の判断をくだすという設定、人間たちの運命のささやかな触媒のように存在する死神のキャラクター像などが読みやすくおもしろい原因なのかも。しかしなんとなく存在としてはアメリカの幽霊のような感じ。じつは、あの人が・・・みたいなね。
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