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象と耳鳴り
恩田 陸[著]









曜変天目の夜
新・D坂の殺人事件
給水塔
象と耳鳴り
海にゐるのは人魚ではない
ニューメキシコの月
誰かに聞いた話
廃園
待合室の冒険
机上の論理
往復書簡
魔術師


 恩田陸の安楽椅子探偵物短編集。給水塔に潜む鬼の正体とは、地検捜査官の元に毎年送られてくる絵葉書の意味は、などを鮮やかな手さばきで解決する幻惑推理小説。
 
 安楽椅子探偵。現場にいずして状況を聞くだけで推理を構築し真相を看破する。その魅惑的な存在の裏にはちょっとした欠点があって・・・。つまり、ただの想像。下手すると妄想、こじつけ、屁理屈で終わってしまうということがあります。その推理に納得できるかどうかは読み手の感性にゆだねられるわけではありますが、「ありえない」「ただの偶然だ」などと感じさせてしまうとそこから推理が崩壊してしまうという難しさを持っています。
 
 さて、恩田陸の「象と耳鳴り」。12の短編からなっているわけですが、良かったのは「ニューメキシコの月」以降の作品。特に「廃園」に描かれる薔薇園は幻想的な情景が、幻惑させるような小説。ニューメキシコの月、待合室の冒険、机上の論理、往復書簡も良いです。
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