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皇帝のかぎ煙草入れ
ディクスン・カー[著] / 井上 一夫[訳]







 向かいの家で、婚約者の父親が殺されるのを寝室の窓から目撃した女性。だが、彼女の部屋には前夫が忍びこんでいたので、容疑者にされた彼女は身の証を立てることができなかった。物理的には完全な状況証拠がそろってしまっているのだ。「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」とアガサ・クリスティを驚嘆せしめた不朽の本格編。(出版社より)
 ディクスン・カーの名作「皇帝のかぎ煙草入れ」
この作品、とにかく甘い。もちろん良い意味で。推理小説の官能的な甘さが物語全体に漂っているような作品です。いいねぇ、演劇を観ているようである、というかネ。主役(ヒロイン)はもちろん中心にいるが、その周りを飾る人々のなんと表情の豊かなこと!
 そしてこの、むず痒い悲劇的な展開。事件が起こったときに、自分は婚約しており前夫が忍び込んでいた事実を話し、身の証を立てることができない。甘いですねぇ~。
 カーの小説は、中盤から後半にかけて非常に良い心持ちにしてくれる。が・・・序盤、といっても始まってから数ページ、この作品だと事件発生まで、が非常に不快に感じるのである。なぜだろう、連続殺人事件はもっと不快だった。この不快の中で登場人物を立たせているのだろうか。主役の愚かさや歯がゆさから不快になるか。まァ、それはよくわからんが、この作品はスゴイ!、と。殿堂入り、かな?適当なレビューでスイマセンねぇ。
 そしてこの紹介文のアガサ「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」。この訳あってたとしたらアガサはやっぱりひどいですねえ。自分でさすがの私とか言うんじゃねぇ、コノヤロ。
というアガサ嫌いがここにいる。
これを見たアガサファンはアガサのおもしろい本教えてくれ。
頼むよ、ほんと。
どうもアガサは合わなくってね。
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。そこそこアガサファンです。
面白い本↓
『そして誰もいなくなった』
『ホロー荘の殺人』
『葬儀を終えて』
『ナイルに死す』
著作の半分くらいしか読んでないので他にもいいのがあるかもしれませんが。
しかし、無理に好きにならなくてもいいんじゃないですか。嫌いなら嫌いでも。
2006/03/29(水) 00:20 | URL | ジーツー #MRitX5d2[ 編集]
>ジーツーさん
どもども
ホロー荘か葬儀を読んでみようかと思います。
多くの人がいいという作家なのでその良さを私も知りたいと言うか見つけたいというか。
まあ無理しなくてもいいんですけどね。
無理していませんよw
2006/03/29(水) 10:49 | URL | 帽子空間 #-[ 編集]
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