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夢果つる街
トレヴェニアン〔著〕 / 北村 太郎 訳







 モントリオールの一角にある吹き溜まりの街、ザ・メイン。ここは夢破れたもの、兵役帰りで傷ついたもの、つらい過去を追うもの、浮浪者などが集まって暮らしている街。この街を知り尽くす警部補ラポワントは、ある日不自然な若い男の死体を発見する。小さな犯罪の渦巻くザ・メインに嫌疑をかけられる人間は山ほどいたが、その誰もが犯人でないことはラポワントが知っていた。
 この作品、ジャンルは警察小説になっています。が主人公ラポワントは警察の組織を統率したりする役ではなく、ひとりでザ・メインを監視し、巡回している一匹狼のような存在。なのでどちらかというと私立探偵のハードボイルド物に似た雰囲気を感じます。
ただ事件が起きてその謎を解決するミステリではなく、そこに犯罪と罪悪の論議、人が持っている過去への悲しみ、時代の移り変わりによる考えの差異などさまざまな考えが物語を一つにまとめあげています。その思想的な内容を含んでいるので、少し暗くヘビーな感じを受けるかもしれませんが・・・。トレヴェニアン、すごい作家です。
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