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崖の館 (創元推理文庫) 崖の館 (創元推理文庫)
佐々木 丸美 (2006/12/21)
東京創元社

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―黒衣の少女は、崖の上の館から
     全てを許し、受け入れる海を見つめている―


 財産家のおばが住まう崖の館を訪れた高校生の涼子といとこたち。ここで二年前、おばの愛娘・千波は命を落とした。着いた当日から、絵の消失、密室間の人間移動など、館では奇怪な事件が続発する。家族同然の人たちの中に犯人が?千波の死も同じ人間がもたらしたのか?雪に閉ざされた館で各々推理をめぐらせるが、ついに悪意の手は新たな犠牲者に伸びる。<amazonより>
 雪で外界から閉ざされた切り立つ崖の上の館という館ファンにはたまらない設定。そして、涼子の視点を通して描かれる哲学的な心理論、芸術論などが幻想的な雰囲気の舞台に花を添える。本格推理小説でもあるが、それ以前に甘い幻想小説でもあるのです。
80年代後半に綾辻行人が「十角館の殺人」を発表して以来、嵐の山荘や絶海の孤島といった館物ブームが始まったわけですが、この「崖の館」はその10年ほど前の1977年に発表されていました。2006年に創元推理文庫から再販されたわけですが、まさに復刻すべき作品が復刻したというものでしょう。
甘い甘い幻想的な情景をお楽しみください。
★★★★☆(幻想文学四つ星)
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