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太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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 私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。<Amazonより>
 こ、これは・・・松本零士の「男おいどん」 だ!おいどんのほうが悲劇的ではあるけど。青春時代の自分へのうぬぼれと巨大な妄想力で世界を呪う小説。最初のほうは主人公が別れた恋人について「水尾さん研究」とか実地検証という名のストーカとか、かなりぶっ飛んだことをやってるのですが、同じような友人に囲まれてだんだん元に戻っていく(私はそう思ったのだ)過程が切なくも暖かい。文体はユーモアあふれていて、序盤は特に変。とにかくダメ学生のぐだぐだぶりがもの凄く上手く書かれている。読んでいて、オレは"私"であり、飾磨であり、井戸であり、高藪であるのだ、と気付き、むわー、と叫ぶ。
 そして、太陽の塔。私は太陽の塔を見たことがないので、インパクトが半減かもしれない。東京タワーやマリンタワーなどとは、なにか根本的なところから全く違うんでしょうねぇ。
★★★☆☆
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コメント
この記事へのコメント
太陽の塔は、彫刻であるところが
他のタワーとは全く違うぜ。
ひたすら重い。

その小説面白そうね。
2008/01/22(火) 13:36 | URL | nori #-[ 編集]
おもしろいよ。
むわーって叫ぶよ。
世界をみんなで呪おうよ、みたいな感じだ。
2008/01/22(火) 22:25 | URL | ぼーし #-[ 編集]
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