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花の下にて春死なむ (講談社文庫)桜宵 (講談社文庫)

螢坂 (講談社文庫)

―香菜里屋を知っていますか?―

 住宅街にひっそりとたたずむ、隠れ家のようなビアバー「香菜里屋」。バーに通う客たちの、様々な悩みや謎を、気の利いたマスター・工藤が絶品の料理とともに解き明かす連作短編シリーズ。  今回は一気に3冊。北森鴻の「香菜里屋」シリーズです。バーに来る客が自分が遭遇した謎や悩みについて吐露し、マスターの工藤が「ささやかに」解き明かすというタイプの連作短編。ストーリー同士が絡み合い影響しあう連作短編が好きな人にとってはたまらないでしょう。そして、探偵はビアバーのマスター、ということで現場に赴かず、客の話だけで推理するという安楽椅子探偵物でもあります。
 最近、「香菜里屋を知っていますか」という単行本が出て、「知らない」と即答した私はさっそく作者の陰謀(?)にはまり、1作目の「花の下にて春死なむ」を購入。読み終わった後に2作目の「桜宵」「蛍坂」と続けて購入してしまった。ミステリの謎解きとしては、あまりすごいものではない(失礼!)のだけれども、なぜかとてつもなく惹きつけられるものがある。それはまさに香菜里屋の存在であり、マスター・工藤の存在であるのだ。『それが当店の陰謀なんです』というマスターの声が聞こえてきそうだ。バーでビールとマスターの絶品料理を食べながら謎解きをする。とても心地の良い店内の雰囲気が伝わってきて、読み終えた後には必ず、「自分にも香菜里屋のような店が欲しい」と思うようになるだろう。このシリーズが4作目の「香菜里屋を知っていますか」で終わりになるとは・・・・。いまから少し悲しい。
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