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某日。
某SNS(*)で、谷中・根津・千駄木の不忍ブックストリートで行われる「秋も一箱古本市2008」に一日店主として参加できそうなことになる。
初の古本イベント出店、しかも店主である。
このイベントは毎年やっていて、不忍通り周辺の古書店やらなんやらの軒先を借りて、段ボール一箱に詰めた古本を売るというお祭り。
このときばかりは買ってもらうのではない、売るのだ。売りつけるのだ。
ムチャクチャマイナな本を、溢れんばかりの愛と情熱と適度な嘘とともにオススメして売りつけるのだ。
というような事を、友人に熱く語っていたら「ふーん」と流されてしまった。
まだ、登録すらすんでないんですけどね・・・。

夜、ナボコフの「ロリータ」を読む。
嗚呼ロリータ、我がロリータ、ロー、ドリー、愛しのカルメン、カルメンシータ。我がペット、ドロレス・ヘイズ、かわいいリタ!(ロリータの呼び名だけでこんなにある。実際にはもっとある。一つだけロリータの呼び名ではないやつがあるが、読んだ人は見つけてニヤニヤしてほしい)
怪しくて美しい幻想の物語かと思いきや、それはあったとしても第一部までで、それ以降はひたすら苦悩と倒錯の連続で読んでいて苦しい。そもそも序盤で主人公の性的倒錯からニンフェットしか愛せない(要するにロリ)ことが言及されているので、13歳のロリータをずっとそばに置いておきたい主人公は、ロリータに会ったと同時に崩壊に向かっていることがわかるのだ。
桜庭一樹の「私の男」や佐々木丸美の「雪の断章」だと、両方ともロリの話だけどロリ役の女性側の視点から描かれているので、男がかなり美化されている(雪の断章の裕也など、神のごとき紳士である)。
それにくらべてナボコフの「ロリータ」は男性側の視点から描かれていて、もうただ欲望がほとばしる野獣である(そもそも呼び名の中にも我がペットがある)。これは男性読者、女性読者でかなり評価が分かれるのでは?

しかしナボコフの言葉遊びと文体が徹底していて、なんかそれだけですんなりと読めてしまうのだ。

うわー、これは映画も見なくては。(*)



(*)読書系SNS



























(*)ロリータ映画版 もう一つのキューブリック版もある。これはぜひ見比べなくては。
ロリータ



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