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辺境の館辺境の館
(1999/05)
パスカル キニャール

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★★★☆☆
私を欲しがっているくせに、肝心なものが萎えている。
私の夫の友人だと言っておきながら、実は卑怯な人殺し。
瞼が重いのは、冥界が呼ぶのを感じているから。

たしかに芸術作品は復讐の果実であるかもしれません。
親しくしている仲間のひとりが、ここで恨みを晴らしたのかもしれません。
欲望は日々われわれを狂わせ、それが欠ければ闇へと捨てられる。
まことに闇は青い。

17世紀、リスボン屈指の美女ルイーザの壮絶な復讐譚・・・・・なのはいいとして。
伯爵がルイーザに向かって「性器は魂の顔なのです」と大真面目に力説していたり、ルイーザに野糞させてみたり、なんなんだろうこの本は・・・。で、最後の衝撃的な結末。壮絶としか言えない本です。 著者は実在するフロンテイラ邸のタイル画から、この構想を得たようですが・・・・・・。
短い小説なのに、至る所に歪んだ愛や友情、義だとか野望だとかが渦巻いている!
危書です、危書。

なんで、この本買ったんだ、俺・・・・・・。
 
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パリ、ローマ、フィレンツェ、ロンドン、東京、失われた名前を求めて世界を飛び回るミニチュア蒐集家と女たちとの官能的な世界。現代フランス文学の鬼才が放つ、ゴンクール賞候補となったアルカイックな幻想小説。*
2009/05/22(金) 01:14:30 | Anonymous-source
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