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秋好英明事件
島田 荘司[著]










 昭和51年6月、福岡県飯塚市で一家四人が惨殺されるという悲惨な事件が起きた。犯人として逮捕された秋好英明は犯行を一度は認めるがその後証言を変え、四人のうち三人の殺害を否認。しかし曖昧な証人、被告の証拠提出、捜査請求などを抱えたまま法廷は死刑判決を出す。ミステリ作家・島田荘司が昭和の事件のノンフィクションを書く。現在、秋好英明は再審請求中である。
 秋好英明の生涯を追いながら、戦後の過酷な日本人の生活や高度経済成長の時代を描きだす。また世間体を守るために団結して闘う家族、個人の意見の弱さなどをうったえています。事件の内容は非常に重く、その背景には戦前の日本人気質が見え隠れするようす。そして島田荘司は上手い。読者をどちらに感情移入させるかなんてお手の物ですね。人間関係におけるトラブルがデスペレートした悲惨さを読むことができる。大作。
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